ペットとはいいがたいが、カブトムシの雌が今では新しいうちのペットだ。
というのは、去年買ったカブトムシが、いつものように秋には死んでしまった。
そこで、カブトムシの亡骸と、土を整理していると、なんと、土の中から5mmぐらいの幼虫が見つかったのだ。毎年カブトムシが死んでしまうと、夏が終わってしまったなぁという寂しさだけが残るが、その幼虫のおかげでなんか寂しさが吹っ飛んだ気がした。とはいえ、幼虫を成虫にするなんてのははじめてのため、どうしたらいいかわからなかったが、インターネットで、容器、土など必要なものを買い、たまに水分を与えればよい。ぐらいみたいで、ダメもとで、成虫を目指すことにした。
たまに、そっと中身を見ると、幼虫がだんだん大きくなっていき、しまいにはさなぎになるまでになった。が、さなぎになってから、生きているのか、死んでいるのかわからず、半ばあきらめていたころ。突然、容器からカツンカツンとかすかなに音がしていることに気が付いた。もしやと思い、思い切って容器をひっくり返したところ、なんとカブトムシも雌が元気よく歩いてきたではないか。
自分もそうだが、子供たちもそれはそれは大感動だった。
いま、ペットとして大事に育てているが、秋が終わるころには、またお別れかと思うと悲しいが、その分今、一生懸命大事に遊びまくろうと思う。