スクールウォーズを見て昔を思い出した
Amazon Primeビデオでスクールウォーズが採用されたので、懐かしく思い見ている。
昨今のラグビーブームでたびたび話題になる伝説のドラマだ。
その中で、試合に大敗しても悔しがるどころか、やっと終わった、ただ、試合があったから試合をしたんだ。と思っている選手ばかりでそのときの元日本代表でその高校の監督だった先生が、選手に悔しくないのか。お前たちは、0点のやつらなのか、応援してくれている人たちを裏切っているんだぞ。と叱り。選手たち一人ひとりに愛情の体罰をする場面がある。その前に、選手たちは悔しいですと言って、涙を流して反省していた。
それを見て思った。昔はこうだったなぁ。と。今では暴力教師として新聞沙汰になるところだった。そもそも、上の者が下の者を叱るときに、だいたい暴力が使われてしまうが、これは、戦争時代の軍隊がそれで、その慣習を引き継いでいるにすぎないのだ。
科学的に見て、できなかったことに対して、単純に暴力をふるっても、選手は委縮して逆に同じ過ちを起こす、それで、また、暴力をふるうという悪循環におちてしまう。先ほど、科学的にと言ったが、科学的にみて、暴力をふるうことで、その人のパフォーマスが16%下がるという研究があるという。
では暴力は必要か。言うまでもなく不要である。愛のない暴力で16%パフォーマンスが下がるし、愛のある暴力(ここでは体罰という言い方が適切かと思うが)をふるっても元々、選手たちは悔しいという思いがこみ上げてきているのだから、ここで、体罰をふるっても、パフォーマンスは上がらない。
そちらにしても、選手を殴ることで、パフォーマンスが上がらない、むしろ下がることがあるのであれば、暴力(体罰)など不要で言葉で選手の内面から変えていかなければ意味がない。
いずれにせよ、社会生活で暴力をふるうものは知能が低く、相手にわかってもらえるような言葉が見つからなため、相手を屈服させるのに一番簡単な暴力を使うのだ。
相手の内面から変わってほしいと思うのであれば、暴力は逆効果であの手この手のことばで相手の内面を納得させるしかない。