真相が明らかにつれてがっかりしているのは自分だけ!?
東証の障害が明らかになってきた。
フェールオーバーの設定ミスで、ハードウェアの仕様が5年前に代わっていたにも関わらず関係書類を変更していなかったとのこと。
ハードウェアの障害の確認試験の難しさを訴えてきた自分だったが、これを聞いて、富士通にがっかりした。でも、まだ富士通だけが悪いわけではないと思うが、当初の考えより、富士通の責任が増したと思う。
まず、重要システムを換装する際は、既存の機能がきちんと動作するか、過去の手順を使って試験を行うはずである。それをしていなかったということだろう。だが、富士通だけが悪いわけではないというのは、問題の機材が海外製で5年前の換装時に今までの仕様を全く逆にしていたとのことだ。その仕様を知らせなかったのが悪いと言っているわけではなく、今の日本のIT技術の遅れは20年ぐらいだと思う。日本で内製化できなかったため、海外の機材を使わざるを得なかったのだろう。もし、日本のベンダーの機材を使っていたら、仕様が変更した際何らかの説明があり、今回のような初歩的ミスは防げたはずだ。
日本のシステムは米国産を使うことが多く、仕様がブラックボックスになっているため自由に仕様変更もできず、仕様が変わっても気が付かないということがよくある。
デジタル庁は早急に省に格上げし、ITの内製化をどんどんしていかなければ、海外勢の思うつぼになるのは目に見えている。