また、陰湿ないじめによる痛ましい事件が起きた。
この事件は今までとちょっと特殊で、ネットで加害者の情報が拡散している。
もう、３０年ぐらい前になるであろうか。あの、神戸連続児童殺傷事件の時も事件の異様生もあり、週刊誌が当時加害者だった少年の写真、実名を掲載した。そして、昨今のインターネットの普及にあたり、加害者の情報が全国、全世界中に拡散する傾向にある。
今も昔も加害者、その家族、親戚なども住んでいる地域内では情報が広まり、家族崩壊が起こったり、引っ越ししてひっそりとおびえながら暮らしているのは変わらないと思う。
が、今は、引っ越しして～ の部分は当てはまらないかもしれない。
完全に、ネットで実名、写真等が拡散してしまうと、それをネタに金儲けする個人が増え、さらに過熱し、行くところがなくなってしまう。
むろん、加害者はその報いを受けることになるが、＋αとして、今のネット社会での情報拡散があるのではないか。加害者が昔より苦しむ時代になったのかもしれない。
決して、加害者の肩を持つわけではないが、絶対的に守らなければならないのは情報の正確性だ。それが、崩れた瞬間。情報の拡散に刑事罰（今でも法を犯しているが）が必要となるであろう。
今、いじめをしている者にいいたいのは、悲しいかな、ブーメランとして今やっている事が返ってくる。しかも、自分がしている事以上のことが。
最後に、悪に対し罰で悪を抑え込む世の中より、悪に対して哀れみで悪から善に、人の内面が変わっていくような世の中になることを望む。
世界の国同士で言えば、核兵器が抑止力となり戦争が起こせない世の中は早く変わってもらいたい。そう考えると、人間は実に愚かな生き物だ。
