人生はマラソンと同じだ。ペース配分を誤ると、いくら10kmまでトップを独走していても、1位はおろか、完走も不可能となってしまう。
人間だもの、限界がある。その限界を知ることが、最も大切だ。その限界を知らずに、ハイペースで生きているうちに、うつ病などの精神疾患を発症しペースダウンもしくは途中棄権になってしまう。
この状況に陥りやすい人は、まだ頑張りが足りないと思っている人だ。そういった人ほど、頑張り屋さんだ。精神医学的な症状として、内科的な症状を発症、続いて、眠れない、食欲がない、なんだかやる気がおきないという精神疾患症状に移行する。そこで、心療内科に行けばよいが、ちょっとした偏見があるような気がする。心がちょっと疲れたなぁと思ったときに行けば、ちょっとした薬を貰って生活習慣を改めると同時にカウンセリングなどで考え方を改めることですぐ元気を取り戻す。だが、精神疾患に偏見のある人はなかなか心療内科に行かない。パニック障害などの症状が出て、体の機能的な病気でないことがわかって初めて、心療内科を受診する。そうなると、元気になるまでちょいと時間はかかる。
何はともあれ、自分の心身の臨界点を知ることだ。