やっと春がきた。今年の冬は北国は厳しい雪で苦労しただろう。また、コロナがなかなか収束せず、まだ仕事が本調子ではない人もいる。
春と言えば、転職、他部署への異動になった人が他の時期に比べれば多いのではなかろうか。
そういった経験は早いうちにしておいた方がいい。今は昔に比べ労働者が守られているため、人事異動を平気で断る人間が多くなった気がする。だが、いつかそういった経験をするときがくる。少なくとも、定年退職後、働かざるを得ない人はある意味強制的に経験することになる。
だが、転職、他部署への異動などうまくいかない人間がなんと多いことか。
理由は簡単。プライドだ。
プライドを持つことは否定しないが、くだらないプライドは捨てるべきだ。
年下だろうと謙虚な気持ちで対応する。大企業に勤めていて、中小企業に入社したならば、その会社に迎合する。ただし、異動先の人や会社のいいなりになれといっているわけではない。急にやり方を変更しようとするから反発が起きるだけだ。異動先の人間関係、会社の社風とまずは良い信頼関係を築きつつ、改革を進めていけばいいのだ。そうすれば、皆がついてくる。一人で、組織を変えることはそう簡単ではない。必ず賛同してくれる仲間を作ることが先決だといいたいだけだ。
難しいようで、実はすごくシンプルなのだ。ただ、シンプルなことこそ実現することが難しいというなんともいえないジレンマがある。