Lucky Life Manのブログ

日記の延長みたいなもの

Windows10 LTSCとLTSBの違い

システムの換装期間が長いのであればLTSCがおす

Windows10には半年ごとに新機能、セキュリティ等が更新される通称LTSB版とセキュリティのみが更新されるLTSC版がある。

これらのサポート期間もLTSB版は2年ほど、LTSC版は10年サポート対象となる。

一般的に、新機能が追加されるLTSB版が個人ユーザーには都合が良いが、公的に使用されるのであれば、LTSC版が良い。

なぜならば、LTSB版にしたことによりCOTSやプログラムの動作が以前のバージョンと異なる場合があるからだ。

Window10以前なら、OSの換装ということで、COTSやプログラムの適合化プロジェクトを発足させ、システムの安定化を図っていたが、LTSBを選択してしまうと、同じWindows10で以前のパッチ適用と同じようにエンドユーザーは考えてしまうため、適合化試験なしで、運用を続けることになる。運が良ければ、何事もなく運用は継続できるが、運が悪ければ、COTSの買いなおし、プログラムの修正など、当初予定されていなかった作業が発生する。ということを営業も技術者もあらかじめ考えておいて見積もりをすれば問題ないが、当該事象が発生することをすっかり忘れていると、会社の持ち出しで(ただで)システムを改修する羽目になる。

ということで、換装期間が長いシステムにはLTSCをお勧めする、10年は安泰のため、春、秋の大型アップデートによる手間が省けるからだ。