Lucky Life Manのブログ

日記の延長みたいなもの

日本のTV史上最も失神した映像が配信された男「ジョー樋口」

全国3千万人のプロレスファンのみなさんさようなら。

日テレ系で放映されていた全日本プロレス中継で倉持アナが番組終了のときに言う決まり台詞だった。これはあながち嘘ではない。3千万人というと日本の1/4の人がプロレスを見ていることになるが、全盛期はそれぐらいの視聴率をとっていたと思う。(正確には新日本のタイガーマスクブームのときぐらいかと思うが。。。。)

このブログで、何度も記載しているがプロレスは真剣勝負だとずーーーーーーっと思っていた。今でも、少し思っている。

だが、近年といってもだいぶんたつが、プロレスにはブックというシナリオがあり、悪く言えば八百長、よく言えば闘いのドラマだ。

とはいえ、プロレスとともに青春時代を過ごしたと言っても過言ではない。女の子に見向きもされない負の歴史もあり、強い男にあこがれ(決してホモではない!!)、プロレス放映は欠かさず見ていたし、月間プロレス、DXプロレス、週間プロレスと欠かさず買っていた。(ゴングはボクシングも掲載されており、純粋なプロレス詩とは認められず買うことはなかった)

またまた、話が長くなったが、プロレスの試合に欠かせないのが名物レフリーだ。新日ではミスター高橋、全日ではジョー樋口であろう。

特にジョー樋口。ここぞという時に、レスラーに潰されたり、ぶつかったりして必ず失神するのだ。日本で一番失神した姿を放映された男だと断言できる。だが、逆に客は盛り上がる。ジャンボ鶴田なんて、ジョー樋口が失神したとたん、急激に強くなるのだ。必殺技を連発し、カバーに入る。レフリー失神。観客がカウントを数える。レフリー何やってんだーのヤジが飛ぶ。そうこうしているうちに、ブッチャーのカウンターの地獄づきが鶴田の喉に食い込む。その瞬間、ジョー樋口は意識を取り戻し、カウント3でブッチャーの勝ちーー。となるのだ。観客から空き缶などがリングに投げられるのは日常茶飯事だった。

昔のプロレスは、一流選手同士の試合でいくと半分ぐらいは両社リングアウトで引き分けってのが多かった。特に、NWA世界戦。鶴田はよく深追いして、当時のチャンピオン、ハーリーレイス、リックフレアーなどを場外で追い回し、意味のない技をかけていたものだ。リングアウト、反則ではタイトルの移動はないというのが、昔の世界タイトルマッチだったのに。。。。

観客もリングに戻っただけで拍手していたほどだ。また、レフリーが復活、サブレフリー投入のたびに拍手していた。

懐かしい。昔のプロレス。派手ではあるが、相手をケガさせないように技をかけたり、受けたり。相手の技をきれいに受ける。これができないレスラーはプロモーターから外されていたものだ。

アンドレ vs ハンセン 両社リングアウト後、延長し、アンドレの反則負け。というブックだった。そんなことを度外視してもあの肉弾戦は見る価値がある。それがプロレスだと思う。今でもニコニコ動画で見ている自分がいる。