Lucky Life Manのブログ

日記の延長みたいなもの

余命10年

まだ映画は見ていないが、タイトルだけみると自分と重なる思い出がある。

自分の場合は母親から「お母さんはね。10年の命なんだよ」と自分が9歳のとき告白された。母親も辛かっただろう。タイミングを計っていたかのように、土曜日の夜告げられた。頭が真っ白になった思い出がある。日曜日何をしたか全く覚えていないが、月曜日、学校に行く前、母親に抱きついて「死なないで」と言った記憶がある。もちろん、母親は「死なないよ」と言ってくれたが、余命10年の理由を聞かされた時には9歳ながらも納得のいく内容だった。

なんでも、自分を出産するとき帝王切開となってしまい、その時の輸血で肝炎を移されたということらしい。当時の医学では、肝炎⇒肝硬変⇒肝臓がんになり死んでしまうというシナリオらしかった。インターネットもない時代。真偽のほどを調べることもできず、対応策なども調べることができない。自分はただ、母のつらい言葉を受け入れるしかなかった。