Lucky Life Manのブログ

日記の延長みたいなもの

映画 今あいに行きます を見て子供の立場から思うこと

映画の中の子供と自分が重なって見えた

 単身赴任先のTVで、映画チャンネルが附属しているのだが、今月から 映画 今あいに行きますが視聴できるようになった。

 詳細なストーリーは映画を見ていただくとして、母親役である竹内結子が、事故の後遺症及び出産時の難産等がたたり、産んだ子供が8歳ぐらいのときに死んでしまうが、タイムスリップして梅雨の期間に限りもう一度二人に会えるというストーリーだ。(梅雨が終わるといなっくなってしまうが。。。。)

 基本的には、父親役である中村獅童と母親役である竹内結子の中学までさかのぼるラブストーリーだが、自分は子供の悲しい気持ちの方に心を打たれた。というのも、自分も同様な経験者だからだ。

 自分は、出産時帝王切開で生まれ、輸血を受けた母親が肝炎になってしまい、10年の命を宣告されたからだ。その話をされた日を今でもはっきり覚えている。9歳のある土曜の夜だった。母親が大事な話があるとのことで、自分が肝炎にかかり、医者から「10年の命だと宣告された」とのことだった。9歳とは言え、いや、9歳だからこそショックだった。その次の日、楽しいはずの日曜日何をやったか覚えていない。覚えているのは、月曜日学校に行く前に母親に抱きつき、「死なないでね」と言ったことぐらいだ。その際、母親は「死なないから大丈夫」と言ってくれたが、今から考えると一番つらかったのは母親だったのだろうと思う。

 

泣き虫っ子

 それからというもの、学校でちょっとでもからかわれると、「命を懸けて生んでくれた母親に対して情けなく、申し訳ない」との思いから、目に涙を浮かべることが日常になった。自分では気が付かれまいと隠そうとしていたが、友達はわかっていたらしく、あいつはひ弱だと陰口をたたかれることが多くなった。

 

母親への恩返し

 そんな自分では、さらに母親に申し訳ないと思い、勉強、スポーツ、その他どんなことにも、人にばかにされたくない、負けたくないと思い、一生懸命努力した。結果、まあ自分の実力以上、普通の以上の技術力を得たと思う。

 奇跡的に母親は、肝臓の病気を克服し今でも生きている。神様が与えてくださった試練であり、それを乗り越えることができたことを今でもよかったと思っている。