Lucky Life Manのブログ

日記の延長みたいなもの

エンジニアのキャリア2

中学生

友達がマイコン(今でいうパソコン)っていういろんなゲームができるものがあるんだぜ。の言葉を初めて聞いて、マイコンに興味を持った。

確かに、今のゲームとは比べ物にならないほど超単純なゲームだったが、当時は現在のゲーム機のようにカセットやDVDなどを入れ替えていろんなゲームができたわけではなく。野球ゲームを買ったら野球しかゲームができなかった時代だ。

数年後、ファミコンが出て大ブームとなったが、当時はBASICマガジンなどの雑誌にのている作ったゲームプログラムをマイコンに入力しいろんなゲームを楽しんでいた。

毎月その雑誌が出るのを楽しみにしていたのを今でも懐かしく思い出すことがある。

 

高校生

1年生のころは中学生当時買ってもらったマイコンで遊んでいたが、そのころからコンピュータの進化はすさまじく、あっと言う間に時代遅れのものになっていた。言い忘れたが、中学生の時に買ってもらったマイコンSHARPのMZ-80K2Eというしろもので、クリーンコンピュータが売りだった。クリーンコンピュータとはBASIC言語自体をまずメモリに書き込んでから使えるようになる。この考えは新言語が出ても自在に使えるというものだった。当時、NECPC-8001を代表とした各社から発売されていたマイコンはROMに既にBASICが入っていて、電源を入れるとすぐ使えるものであった。SHARPの発想は否定しないが、その後のコンピュータの発達が目覚ましく、メモリも数Kバイトから数Mバイトまであっさりと増量され、クリーンコンピュータは時代遅れのものになっていたのだ。

ということで、勉強や部活で忙しくマイコンをいじる暇もなかった。

 

大学生

大学生になると電気科の学生はパソコンを操作する機会が多くあったが、別の科ではパソコンがないところで支障をきたすことはなかった。

特に、自分は化学系だったので、実験と実験結果は手書きのノートで済んでいた。

しかし、卒論となるとそうはいかずパソコンのワープロソフト一太郎で作成せざるを得たかった。自分としては、久々にパソコンに触れたが、もうそのころはフロッピーディスクやら、フォルダ、ファイルという概念やらでこんな数年しかたっていないのにコンピュータ業界はこんなにすすんでいるのかと驚愕してしまった。

なんとか、一太郎を使って論文を作り上げたが中学生のときのように自分でソフトウェアを作成することはかなり厳しい現実に直面していた。

 

社会人

自分は化学系の科に入学したが、やはりプログラムの面白さに目覚めることになり、衆力は某大手ソフトウェア会社にすることにした。当時は、バブルの時でだれでも入れるような恵まれた時代であった。自分もなんなく某大手ソフトウェア会社に入社することができた。

噂には聞いていたが、新人でありながら当時100時間残業を半年することとなった。このままでは死んでしまうと思い、3年後に辞めようと思った。(自分のことながらすぐやめなかったのは当時の自分に偉いといいたい)

現在では、月45時間残業が1年で6回までとかかなり労働者が守られているが(というか当たり前だが)当時は天井なしだった。

だが、プロジェクトは1年で終わり、ものを納入するときの感動は今でも忘れられない。

そして、2年目から残業が月30時間まで減った。(どのプロジェクトに割り振られるかの運を感じた)

そんな感じで、残業にも慣れ年収も1本行くときがあった。お金さえもらえれば残業も苦じゃなくなった。

注意しなくてはならないのは管理職だ。管理職は休日出勤とか深夜の残業とかしか残業が加算されない。ということで、部下の残業ができないときは管理職にすべてがおっかぶさってくる。部下の残業管理もしながら、部下の仕事もしなければならない管理職は注意だ。

 

プログラミング技術はそこそこが一番儲かる

スポーツとかその他業種はほとんどが実力のあるやつがお金が儲かる仕組みになっていると思うが、プログラマーの世界ではそうはいかない。

超すごいプログラマーであれば高額で引き抜きされるが、平均以上のプログラマーより平均的なプログラマーの方がお金はもうかる。

それはなぜか。

平均以上の優秀なプログラマーは大企業に入りサラリーマンとして、大規模システムを作ることになる。(金融、宇宙、防衛などなど)

平均のサラリーマンより、ちょっと給料が高い程度だ。

だが、一部の人とは言えブロガーとかアフィリエイターとかホームページを作るだけでも立派にお金儲けができる。もちろん、すごい努力をしての話だが、大企業に入って月収数百万円はどこの企業でもないのではないか。

サラリーマンはお金の心配はそこそこしていればいいが、個人起業家は大変な分大金持ちになっている。

プログラミングが超大好きで、休みの日でもプログラミングを苦にしない人はサラリーマンでせこせこ働くより、ずっと稼げるような気がする。

とはいえ、最初はサラリーマンと個人企業の複業で稼ぎ、個人でそこそこ稼げるようになったら会社を辞めた方がいいのではないか。会社は人間関係とかめんどくさいし、通勤もめんどくさいし、コロナにもかかるかもしれないし、自由もないし、今の時代大企業といってもいつつぶれるかわからないし。。。。

 

大事なこと

大企業のお偉いさんも退職すればただのおっさんだ。

また、リストラも考えられる。

その時、自分は何ができるのか、どんな技術、知識があるのか、十分自分の棚卸が必要なことと、プライドを捨てることだ。

退職後の就職先で何もできないやつがきてもどうしようもないし、変なプライドを持って自分は大企業のお偉いさんだったんだぞって言ってもうざいだけである。

この大事なことを常に頭に入れて、キャリアを積んでもらいたい。

また、人生会社だけではないので、人間的な成長も同時に学んでほしい。

何かキラリとひかるもの、そして腰の低さが人生後半の心の豊かさにつながるのではないだろうか。と思う今日この頃だ。