Lucky Life Manのブログ

日記の延長みたいなもの

なぜシステムトラブルは起きるのか

中小企業のプログラマーから総攻撃を受けそうだが、あえて言わせてもらうと。。。。

東証みずほ銀行など最近もシステムトラブルが多発している。

なぜか、ちょいと考えてみた。

システムを作る人間に原因がある。F社、H社など大手企業が手掛けたシステムなのに大手っていってもたいしたことないなぁと思っている人が多数いると思う。

一昔前は、大手といわれている企業の社員がシステムを構築(設計、製造、テスト)をしていた。また、当時はコンピュータの性能も限られていたため、大きなシステムを作ることはなく。そこそこの規模のシステムだったため、社会的に大問題となる大きなトラブルは発生しなかった。

だが、バブルがはじけ、企業の売り上げが軒並み悪化したあたりから状況が変わってきた。まず、大手企業の社員がプログラムを作ることをやめ、下請けに出し安価にシステムを作るようになった。もちろん、下請けの方たちにも優秀な人はごまんといたが、正直、使えない人もごまんといた。そんな環境でシステムを構築していた。大手企業の社員がプログラムを組めない、また、下請けの方が作ったプログラムのレビューもできないといった環境が出来上がってしまった。また、コンピュータの性能も飛躍的に上がり、大規模なシステムを構築する機会が増えてきた。

上記の問題!?により、品質の良いシステムが作れなくなってしまったのだ。

運用試験をするにしても、プログラムの中身をろくに知らない大手企業の社員では試験を実施していない魔の穴がどうしても潜在化してしまう。

運用に入り、システムがさまざまな動きをするようになると、特にイリーガルな使い方をした際に、その魔の穴が顕在化し大規模システム障害となって、世を騒がせる。

今後、AI時代が到来し、皆がプログラムを組む時代がやってくるかもしれないが、品質の良いシステム構築ができるようなリソース環境(特にプログラムを組む人間の質が良質であること)を望む。