担当会社と体制の不備
奇しくも富士通がからんでいる。
どうして、こんなにも優秀な社員のいる会社がこんなにもシステムトラブルを起こすのか。
それは、ズバリ真の意味でのプロジェクトマネージャーがいないからである。
これだけの大規模システムなのだから、多くの人間がかかわっている。
富士通のプロパー、派遣会社、協力会社等々。皆個々の能力が高いが、それを統率する人間がいない。というのは言い過ぎかもしれない。もちろん、プロジェクトの体制図にはプロジェクトマネージャーが存在しているだろう。
だが、実態のプロジェクトはきちんと回っていない。
最大の原因は、連絡ミスだろう。知るべき人が知らなかったってことが何度も起きている。そして、責任は下請け会社がとるなど、プロジェクトにかかわっている人間のモチベーションはだだ下がりなのだ。
本当にそのプロジェクトの責任をとる人がいないのだ。
取締役や社長といったあたりが出てくるしかなく、その下で働いている社員の個々の能力が生かされていない。算数の計算で例えるなら100+100=80ぐらいにしかなっていない。
もっと、プロジェクトをまとめるものが責任感をもってやっていかないと、富士通がからむシステムは今後も障害だらけだ。
個々の能力は高いのにもったいない。