昔のCPUはCoreなんてアーキテクチャがなかったため、CPUのクロック数がそのままCPU性能となっていた。そのため、エンドユーザーの要求仕様書にはCPU ~Hz以上って記述されているものが散見された。一方、エンドユーザーのシステム管理部門も、そこそこPCに詳しい人が就任したりしているため、その時代のアーキテクチャを採用している。
ただ、システムにずっと携わってきており、当該システムに詳しいが、ITにちょいと疎い人がたまに担当者になるときがある。そういったときに、古い考えを踏襲した要求仕様書が出てくる。
ベンダーとしては、何気なくそのまま受領し、システムを構築していくが、最終的に~Hzの壁にぶち当たる。
今では、~世代CPUって表現が適切で、~Hz以上にこだわると逆にスペックダウンのシステムが出来上がってしまう。
柔軟に対応してくれる顧客ならいいが、仕様書を今更変えられない、なぜ、あの時仕様書変更の要求をださなかったのかと逆に追い詰められ、苦し紛れのスペック集からCPUの性能を提示することになる。
気をつけねばならぬ。