自分のかわいい子供たちへのアドバイス
自分は今、そこそこの会社に入って、そこそこの給料をもらっている。
時代は変わり自分たちの常識が非常識の世の中になっている部分はあ
ると思うが、タイムマシーンで学生時代に戻れたら、こうしたかった
なと思うことを伝えていきたいと思う。
学生時代
当たり前のことだが、勉強しよう、どこでどう役立つかわからないも
のだ。自分は、英語を一生懸命勉強したが、入社後、基本的な英語が
わかれば困ることがなかった。が、しかし、十年後、アメリカ人と一
緒に仕事をすることになり、学生時代の英語なんてすっかり忘れてし
まっていて、最初、ちんぷんかんぷんで仕事のコミュニケーションが
図れず、仕事がなかなか進まなかった。和訳、英訳に時間がかかり、
ずいぶんと非効率な仕事になっていた。英語さえ話し、書くことが
できれば、良かったとつくづく思った。なんといっても苦痛なのが
飲み会だ、言葉のろくに通じない人と飲んでも、頭フル回転だ楽しく
飲めない。ほんと、勉強しとけばよかったなぁと思う。
他にも、数学の微分・積分なんて大人になったら絶対使わないだろう
と思っていたが、プログラミングで必要な場合があった、その時は
数学科出身のやつはちやほやされ、悔しい思いをしてきた。
人生、どこで点が線となり結ばれるのかわからない。小学校、中学校
の義務教育の人たちは、なんで勉強しなきゃいけないんだなんて悩ん
でないで、とにかく勉強しておくことを強く勧める。
運動しよう。最近は運用により、頭が良くなる多くの研究結果が出て
いる。大人になっても、学生時代どんなスポーツをしていたなんてこ
とが良く話題になり、特に同じスポーツをやっていたりすると妙に親
近感がわき、仲良くなったりする。また、一緒にスポーツをやってい
た仲間とも生涯を通して友達になったりと、いいことがたくさんある。
文科系の部活も否定はしないが、運動による、心身ともの健康をこの
時期鍛えておいた方がいいと思う。
最後の、恋をしょう。学生時代は一生に一度だけ。そのときの恋は一
生忘れられない。恋が成就すれば、毎日がハッピーだし(けんかする
とその反動で、飯ものどを通らなくなるが)いい思い出、いい経験に
なる。恋が成就しなくても、もっと自分を磨こうとモチベーションは
あがるし、若いうちに挫折を経験することはとても大切なことだと思
う。
最後の最後にもうひとつ、良い仲間をつくろう。一生切磋琢磨してい
けるような仲間ができたら最高だ。
大学生になると社会へ旅立つことを考えるようになる。
だが、気が付いたら大学4年生になっており、就職先をとりあえず決
めるって学生は多い気がする。やはり、中学、高校生ぐらいから将来
なりたい職業を決めるための、基礎知識となるアンテナを張り巡らせ
ておくことをお勧めする。やはり、大学生で学ぶ専門分野を生かせる
仕事につければ、それだけでアドバンテージがつくと思う。
自分は、取り敢えず入学できる大学を選んだおかげで、化学の専門分野
の学科だったが、結局、IT関係の会社に就職してしまい、最初、専門
学校生にも劣る知識であった。
まあ、人生すぐ逆転できるのでその後の勉強によってすぐに追いつく
ことはできたが、4年間も親からお金を出してもらって行った大学の
知識が2年間学んだ専門学生に劣るのだから親に申し訳ないやら、
自分が情けないやら。
※決して、専門学校の方をバカにしているのではありません。
ただ単に、何も考えずに生きてきて畑違いの会社に入った自分が
腹立たしいだけです。
社会人になって
学生の時も書き忘れたが、とにかくメモをしよう。その時はわからな
いことも後になると理解できることがあるし、わからないときはわか
る人のとりあえず聞いておいて、とにかく書き忘れのないようすべて
メモしておこう。そして、もちろんだが後で見直そう。そうすること
によって、ほかの人より一歩二歩先を行ける。また、整理整頓ももち
ろんだが、忘れずに。
人生100年時代、同じ職場にいることはまれな時代がくる。その時
のために、どこの職場に行っても活用できる情報を意識して整理して
おこう。たいていは、その職場でのみ必要な情報、どこ職場でも活用
できる情報をごっちゃまぜにしている人が多いのではないか。
わからないときは恥ずかしがらずすぐ聞いて、自分のものにしよう。
わかったふりしていると、そのうちにできる後輩たちにどんどん抜か
れてしまう。入社間もないころは、そこでの仕事を覚えるのでせいい
っぱいで、整理ができないのでぜひやっておいてほしい。
資格をとろう。若いうちは、責任も軽いし、時間もある、頭もやわら
かいので、とにかく、平日、休日も資格のための勉強をしておこう。
後から楽になる。歳をとってからとろうとしても、なかなかとれない。