業界のライバル
H&Mがユニクロに抜かれるという記事を見て、業界のライバルと目される会社を考えた。
自動車でいえば、トヨタと日産、JALとANAその他いっぱい。トヨタ、日産は完全に明暗を分けた両社だが、ライバル会社はどの企業でもある。
電機業界でいえば、日立と東芝、Panasonicとソニー、NECと富士通かな!?
こちらも、明暗が分かれているが、NECと富士通はこれからがおもしろいかも。
どちらも技術力があるが、商いのうまさは富士通だろう。そこで、差が出たと思う。
NECはPC-98と半導体で富士通とせりあっていたというより、1歩リードしていた。
ところが、WindowsとDOS/Vパソコンの登場から雲行きが怪しくなってきた。富士通をはじめ各社は、素直にDOS/Vとしてパソコンを発売していたが、NECは新世界標準なんてわけのわからない宣伝をし、PC-98NXとしてパソコンを発売した。新世界標準なんてないんだから、素直にDOS/Vとして売ればよかったのに。。。。PC-98が圧倒的にシェアをとっていたことが原因だったと思う。各社と差をつけたかったのが裏目に出た。結果、シェアはかろうじて1位を保つ程度で、富士通とは僅差だった。
また、まねごと得意のK国が安価に半導体を販売することで、半導体も世界一位から転落してしまった。Intelの躍進もあった。
以上のことから、NECは商いがへたくそだった。
最近、スパコンで再び富士通と理科学研究所が共同開発している「富岳」が世界一を奪回した。スパコン分野はNECも参加していた時期があったが、業績悪化のため撤退したようだ。
夢とロマンをのせて開発したはやぶさも実はあまり利益はあまりでないもののようだ。が、世論がこれだけ期待しているのだから、次のはやぶさ2も参画することになったようだ。
が、仕事って利益ばかり追求していても、人間の心理的な要因にもっと、もっとという気持ちが働き、満足感はでない。夢は失敗しても成功しても、心の健康は保てるのではないだろうか。
とはいえ、個人の価値観の違いがあるため、そこは一概にどちらがいいとは言えないと思う。
昔はNECといえば、パソコンとすぐ出たが、今は、顔認証、AI、5G、はやぶさ(宇宙開発)その他、これからのテクノロジーを背負ったワードが出てくる。富士通といえば、う~ん。昔は特に何も思いつかなかった。今は、AI、スパコンなどこちらもこれからのテクノロジー関連のワードが思い浮かぶ。これからの時代背景から、富士通はこれからも伸びていくだろうが、NECの伸びのほうが急角度で伸びることから、富士通に肩を並べるのは時間の問題と言えると思う。